和包丁を使用する際の注意
一生研がなくても、切れ味が変わらないという包丁はありません。和包丁の場合、使用頻度にもよりますが、家庭では月に一度の割合で研ぐようにしましょう。和包丁はスチール棒でなく、砥石を使用して下さい。
よく切れる包丁は、刃が欠けやすいとも言えます。その理由として、よく切れるよう硬く焼きを入れると、鋼はもろくなる性質があるからです。 また切れ味に重点を置いて、刃が薄く鋭く砥いである場合も刃が欠けやすくなる原因となりあます。 使用の際は、目的にあった包丁を使い、用途を無視した無理な使い方や、こじるような使い方をしないように注意してください。
ガラス製のまな板の使用は刃を傷める原因となります。
全鋼製の和包丁は、錆びやすいので特に注意が必要です。調理後はすぐに、水洗いして、乾いた布で水気をふき取ります。決して、食器洗い機や、乾燥機に入れたりしないでください。また、濡れたまま放置するのも、錆びの原因となります。長期間使わない包丁は、かたづける時にサラダ油等を薄く塗り、新聞などで包んで保管して下さい。
刃同士や硬いものにあたったりすると、刃が欠ける原因となります。何本もの包丁を一緒に同じ引き出しにいれとおくのは厳禁です。
三徳包丁や柳包丁で魚の骨をきったりしないでください。これも刃の欠ける原因となります。また、出刃で冷凍ものを切ったり、用途に合わない使い方はしないようにしましょう。